選ばなかった冒険: 光の石の伝説 | 岡田淳(私が小説に嵌ったきっかけの本)

 最初に感想を書く本は私が小学生の時に読んだ

 

選ばなかった冒険: 光の石の伝説 | 岡田淳

 

です。

 私はこの本を読んだとき誰もが小説に嵌るときに陥る時間が過ぎるのを忘れて読むというのを初めて経験しました。

 この小説は主人公が寝たときに異世界に行ってしまうというものです。その異世界は主人公が遊んでいるゲームの世界で色々な仲間と出会いながら冒険するのだが面白いのは目が覚めると元の現実世界に戻るという設定があることです。

この現実と夢を行ったり来たりすることでゲームの世界を急に冒険することになるという突飛な展開にある種の現実感を与えることができ小学生の自分は主人公と自身を重ね合わせ夢中になったのではないかなあと思います。

 

本当に夢中で読んでいた。

 

 本好きの人なら経験あると思うのですが私は読書に集中すると一種のトランス状態のようになり文字を読んでいるという感覚は消え失せ頭の中に映画のように情景が流れ出すのです。

 この本の内容が自分の感性にドンピシャなことやこの感覚が虜となりマスター伊藤少年は小説の世界に主にファンタジーへと傾倒していきました。

 全然本の内容を語ってないと思われるかもしれませんが小学生のころに読んだ本でもう十数年前のことなのであまり細かい内容を語れないのです。

じゃあ、なんで感想なんか書こうと思ったのかといいますと、最初の記事を何にしようかと考えたとき私に小説の面白さを教えてくれ、本の世界に最高の形で飛び込ませてくれたこの本こそ私の起源であり最初に語るべき本なのではないかと考えたのです。

私はこの本で小説が好きになったせいかきちんと現実世界があるが異世界に行ってしまうというという設定がかなり好きです。特に今までで一番良いと思ったのは

シフトー世界はクリアを待っているー |うえお久光

です。この作品についてもいつか語りたいと思っています。